本村は、2020年1月に熊本県の18市町村からなる連携中枢都市圏共同で、2050年「ゼロカーボンシティ」の宣言を行い、2022年3月に2050年脱炭素社会の実現を目指して、「南阿蘇村地域再エネ導入戦略」を策定しました。
戦略では、2050年度までにゼロカーボンを達成するために、2030年度までに、2013年度に対して二酸化炭素排出量を50%削減させる目標としています。産業部門では省エネルギー設備の導入、家庭部門では省エネ性能の高い機器への買替え、その他の部門では建築物の省エネルギー化が主な対策となっています。これらの省エネ対策を実施して41%を削減、太陽光発電、地熱発電、水力発電など再エネ発電施設を導入することで9%削減することが示されています。2030年度からは、電力会社から供給される電気の大部分が再エネによる電気に置き換わっていくと期待できることから、現在、灯油、重油、ガソリン等の化石燃料を使用する機器や設備についても電化を進め、どうしても化石燃料を使用しなければならない部分については、植林等による炭素の吸収源を作ることにより、2050年度のゼロカーボンを達成することとしています。今後は計画に位置付けした各施策を推進して参ります。
戦略の実現に向けては、村民・事業者の皆様とともに再生可能エネルギーの導入や省エネルギーなどの地球温暖化対策を推進していくことが必要となりますので、ご理解とご協力をお願いします。