南阿蘇村では、令和2年度に策定した行財政改革計画の期間満了に伴い、新たに令和8年度から令和12年度までを計画期間とする「南阿蘇村行財政改革計画」を策定しました。
本計画は、事務局において作成した素案をもとに、南阿蘇村行政改革推進委員会へ諮問し、専門的な審議を経た答申及び委員からの意見を踏まえ取りまとめたものです。今後の行財政運営における基本的な指針として位置付けています。
計画の背景と目的
人口減少や社会情勢の変化に伴い、本村の財政状況は厳しさを増しています。令和5年度の経常収支比率は95.4%となっており、人件費や公債費などの義務的経費を除いた自由度の高い財源は限られています。
こうした状況を踏まえ、本計画では、持続可能な行財政運営の確立を図るとともに、限られた財源を重点分野へ効果的に配分することを目的としています。
計画の主な内容
1 財源の重点配分と行政運営の効率化
・人件費の最適化や民間委託の推進による財源の確保
・確保した財源の「子育て・教育・移動手段」への重点配分
2 公共施設の最適化
・新規施設整備の抑制と既存施設の有効活用
・エリアごとの役割分担による戦略的な施設配置
・パークゴルフ場の統合や駅舎の民間活用の推進
3 子育て・教育環境の再構築
・施設のあり方の検討と適正配置の推進
・給食費補助などの施策展開
・支援制度のデジタル化による見える化
4 地域資源を活かした財源確保と産業振興
・ふるさと納税の推進による自主財源の確保
・滞在型観光への転換と二次交通の整備
・農産物の付加価値向上によるブランド化
5 持続可能な暮らしの基盤づくり
・デジタル技術を活用した生活支援の充実
・買い物や移動に関する課題への対応
・定住環境の整備と地域コミュニティの維持
6 受益者負担の適正化
・上下水道料金の見直しの検討
・浄化槽の管理手法の見直しによる公平性の確保
計画の推進にあたって
本計画は、単なる経費削減にとどまらず、行政サービスの質の向上と持続可能な地域づくりを両立させるための取組です。
また、デジタルトランスフォーメーション(DX)の推進により、業務の効率化を図るとともに、職員が住民対応や課題解決といった本来業務に注力できる体制の構築を目指します。
今後は、本計画に基づき、必要な見直しを行いながら着実に取組を推進してまいります。
添付資料