「未来に残したい草原の里100選」に南阿蘇村の草原が選定されました!
かつて草原は、茅葺き屋根の材料を得たり牛馬を放したりと、日本の暮らしを支える存在でしたが、今では国土の1%にまで激減しました。一方で近年では観光資源として優れ、多くの希少動植物が暮らすなど、多様な価値が見直されています。
そこで「全国草原の里市町村連絡協議会」では、全国に残る草原とその里に光を当て、人と自然の関わりの中で培われてきた知識や技術、人々の思いを共有し、次世代に受け継ぐため、国内初となる「未来に残したい草原の里100選」の選定事業を開始しました。
このような取り組みの中で、南阿蘇村の草原を「南阿蘇村牧野組合」の名で応募したところ、見事選定されました。
阿蘇の草原を維持することは、雨水を土の中に蓄え豊富な地下水を生み出すだけでなく、野焼きにより野草の生育を促進することで地球温暖化防止にも貢献しています。
このように阿蘇地域の草原の維持は阿蘇地域の住民の生活を豊かにするとともに、阿蘇地域外の人々にも良い影響を与えています。今後阿蘇の草原を維持し次世代に受け継ぐためにも、住民と一体となって維持に取り組みます。
※「未来に残したい草原の里100選」についての詳しい説明は別添のとおりです。