公会計制度について
新公会計制度による財務書類は、総務省から整備が要請されており、本村でも資産・負債の状況や1年間の行政活動に係るコストを明らかにするために、準備を進めてきたところです。
この度、平成19年10月に総務省より公表された「新地方公会計制度実務研究会報告書」の「総務省方式改定モデルに基づく財務書類作成要領」により、平成22年度決算における「普通会計」の財務4表(貸借対照表・行政コスト計算書・純資産変動計算書・資金収支計算書)を作成しましたので、公表します。
(1)貸借対照表(BS:Balance Sheet)「ストック情報」
年度末時点において,村が保有する「資産」・「負債」・「純資産」の残高を示すものです。
「資産」の部は,これまでの行政活動によって形成された道路、建物などの公共資産や金融資産を示すものです。
「負債」の部は,資産形成のための借金額、「純資産」の部は,資産形成のためにすでに支払った金額を示しています。
「資産」=「負債」+「純資産」という関係が成り立つことから、「バランスシート」とも呼ばれています。
平成22年度 南阿蘇村 普通会計 貸借対照表(PDF:55.3キロバイト)
(2)行政コスト計算書(PL:Profit and Loss statement)「フロー情報」
1年間の行政活動で,福祉サービスやごみの収集にかかる経費など資産形成に結びつかない経常的な行政サービスに要したコストと、使用料・手数料等の収入を示すものです。
平成22年度 南阿蘇村 普通会計 行政コスト計算書(PDF:38.2キロバイト)
(3)純資産変動計算書(NW:Net Worth )「純資産の変動情報」
貸借対照表の「純資産の部」に計上されている数値が、1年間でどのように変動(増減)したかを示すものです。
平成22年度 南阿蘇村 普通会計 純資産変動計算書(PDF:28.2キロバイト)
(4)資金収支計算書(CF:Cash Flow statement )「現金収支情報」
1年間における資金の流れを示すもので,3つの区分に分けて支出と収入を表示しています。
現行の決算の再分類ですので、現金残高は歳入総額と歳出総額の差引額となります。
平成22年度 南阿蘇村普通会計 資産収支計算書(PDF:35キロバイト)