火山ガス事故防止のために
中岳第一火口の活動が活発になった場合、二酸化硫黄を含んだ水蒸気等が北風にのって南阿蘇村に流れることがあります。
天気がよいときは、目視できるほどの二酸化硫黄を含んだ水蒸気等が確認されますが、二酸化硫黄は、空気より重い無色の気体で、腐敗した卵に似た刺激臭があり、目や皮膚、粘膜を刺激します。体内には蓄積しませんが、持続性のせき・たん等の症状が出るリスクが増加するなど、人体には有害な物質です。
過去には、中岳火口付近で二酸化硫黄を吸ったことにより、健康被害が出たり、亡くなられた方もいます。しかし、麓集落での住宅では、今まで健康被害が出たという事例はありません。
もし、体調に異変を感じるときは・・・
麓での健康被害が出た例がないですが、もし、体調に異変を感じるときは・・・
1 なるべく外出を控える。
2 部屋の窓などを閉める。
3 やむを得ない事情により外出するときは、外出先や外出時間を周辺の人に伝えておく。
4 二酸化硫黄は水に溶ける性質があるので、腐卵臭がするなどの緊急の場合は、ウェットティッシュあるいは、タオル等を水で濡らし、口や鼻を覆うことも有効。