施設案内
祭神は、阿蘇大明神・甲佐大明神・高来大明神など16柱で、「下野の巻狩」を仕切っていた宮である。
旧325号線沿いにある鳥居から境内へと続く長い参道を登ると「鎮守の森」にふさわしく何本もの大樹が亭亭(ていてい)と聳(そび)え、ひんやりとした空気が漂う。中世の頃、下田城主下田氏が阿蘇神社の権大宮司を勤めながら神主をしていた歴史の古い由緒ある神社である。阿蘇大宮司が臨席した大切な「下野の巻狩」の祭りもこの西野宮が取り仕切った。
阿蘇神社から見て西にある宮という意味で「西野宮」と呼ぶとも伝えられる。7月20日の夏祭りには御輿が三基繰り出し、無病息災を願って、御輿くぐりをする人々で賑わう。