○南阿蘇村「現場環境改善費」実施要領

令和7年7月23日

告示第66号

(趣旨)

第1条 現場労働者の作業環境の改善や周辺住民の生活環境への配慮及び一般住民への広報活動の実施に対して経費を計上し、建設現場の環境改善を図るとともに、建設業の担い手確保等に寄与することを目的とする。

(対象工事)

第2条 南阿蘇村建設課が発注する、すべての屋外工事を対象とする。ただし、維持工事等で実施が困難なもの及び効果が期待できない以下の工事は対象外とすることが出来る。

(1) 実施が困難な工事(災害復旧工事、維持修繕工事等)

(2) 効果が期待できない工事(工期が1箇月未満など工期の短い工事等)

(積算方法)

第3条 積算方法については次の各号のとおりとする。

(1) 現場環境改善に要する費用は、「土木工事標準積算基準書(共通編)」によるものとし、原則として当初設計から率計上するものとする。

(2) 率計上されるものは、別表の実施する内容のうち、計上項目(仮設備関係、営繕関係、安全関係、地域連携)をそれぞれ1内容以上選択し、合計5つの内容(いずれか1計上項目のみ2内容)を実施することを基本とした費用である。また、選択にあたっては施工地域の状況・工事内容により組み合わせ、実施費目数及び実施内容を変更してもよい。

(3) 現場環境改善に関する費用の対象額は5億円を限度とする。

(実施方法)

第4条 実施方法については次の各号のとおりとする。

(1) 発注者は、特記仕様書に「現場環境改善費を率計上している」ため、受注者が別表第1の内容のうち、各計上項目(仮設備関係、営繕関係、安全関係及び地域連携)ごとに1内容ずつ(いずれか1計上項目のみ2内容)の合計5つの内容を選択し実施する旨を記載する。

(2) 受注者は、工事着手前に工事打合せ簿にて、実施する5つの内容の分かる資料及び別表第1のどの計上項目に該当するかを記載し、発注者に協議する。

(3) 発注者は、受注者から提出のあった工事打合せ簿の内容を精査し、以下をすべて満足する場合は、現場環境改善費として設計計上する内容として評価する旨回答する。

(実施内容の確認)

第5条 実施内容の確認については次の各号のとおりとする。

(1) 受注者は、実施した内容を提出するものとする。

(2) 実施した内容は、竣工検査時に確認することとし、実施をしていれば優劣は問わないものとする。

この告示は、公布の日から施工し、令和7年7月1日から適用する。

別表第1(第4条関係)

計上項目

実施する内容(率計上分)

仮設備関係

用水・電力等の供給設備

緑化・花壇

ライトアップ施設

昇降設備の充実

環境負荷低減

営繕関係

現場事務所の快適化(女性用更衣室の設置含む)

労働者宿舎の快適化

現場休憩所の快適化

健康関連施設及び厚生施設の充実化

安全関係

工事標識・照明等安全施設のイメージアップ(電光式標識等)

盗難防止対策(警報器等)

避暑(熱中症予防)・防寒対策

ヒル対策

地域連携

地域対策費(農家との調整、地域行事等の経費を含む)

デザイン工事看板

社会貢献

別表第2(第4条関係)

計上項目実施する内容の参考事例

現場環境改善(仮設備関係)

・簡易水道施設設置

・緑化プランターの設置

・バリケード、現場事務所にイルミネーションを設置

・夜間の転倒防止のためのセンサーライトを設置

・人工芝や化粧パネルを使用した仮囲い・ガードフェンス・見学路等を設置

・昇降用モノレールの設置

・斜路通行用にステップ階段を設置

・太陽光発電の使用

・LED照明の使用

・騒音対策のため防音パネルを設置

・防音・防塵・防震施設の設置

現場環境改善(営繕関係)

・冷蔵庫、湯沸かし器、ウォーターサーバーの設置

・現場事務所に温水シャワー設備を設置

・現場事務所へトイレを設置

・車載式仮設トイレの配備

・個人ロッカー付更衣室の設置

・エアコン付き誘導員休憩所の設置

・ジェットヒーターの設置

・冷暖房施設の設置

・土足厳禁のカーペット、畳スペースの設置

・加湿器・空気清浄機の設置

現場環境改善(安全関係)

・キャラクターバリケードの設置

・建設機械に接触警報システム(人の間知システム)を取付

・盗難防止の対人センサーライト、警報機の設置

・監視カメラの設置

・熱中症指数計(WBGT測定器)の設置

・ミストファンの設置

・簡易テント及び移動式エアコンの設置

・大型扇風機の設置

・熱中症対策として、塩飴や経口保水液を常備

・ファン付き作業服等

・救急具の設置

・ヒル対策として、薬剤散布等

地域連携

・完成予想図を現場に掲示

・工法説明図を現場に掲示

・工事の週間及び全体工程を現場に掲示

・定期的に工事工程表を近隣住民へ配布

・イラスト付きや工事PR看板を設置

・工事パンフレットの配布

・工事見学会の開催

・職場体験会の実施

・地域の清掃活動に参加

・防犯パトロールに参加

・現場周辺の定期的な清掃、草刈の実施

別紙1(第3条関係)

特記仕様書の記載例(現場環境改善費)

特記仕様書に以下を追記する。

第○条 本工事は現場環境改善費計上の対象工事であり、受注者が希望する場合は、南阿蘇村「現場環境改善費」実施要領(令和7年7月1日)(以下、「要領」という。)に基づき取り組むこととする。

入札公告に示した予定価格は、「現場環境改善費」を見込んだ補正を行った金額である。

なお、実施の意向について、書面で協議されなかった場合には、要領未実施として変更する。

南阿蘇村「現場環境改善費」実施要領

令和7年7月23日 告示第66号

(令和7年7月23日施行)

体系情報
第10編 設/第1章 土木・建築
沿革情報
令和7年7月23日 告示第66号