ここでは特別にお伝えしたいことを載せております。
地下水を未来へ
私は村長就任前から約35年間、仲間と無農薬の米づくりに取り組んできました。無農薬栽培が比較的容易にできるのは「清らかな水」が簡単に手に入るからです。
若い頃、農業の使命は「食料の生産」「国土保全」と考えていたのですが、ある時期からこの清らかな水を守ることが最優先と考えるようになりました。そもそも水がなければ食料はできないし、人も生きてゆけないのです。
南阿蘇村は「水の生まれる郷」と呼ばれるほど多くの水源地があり、豊富な湧き水に恵まれています。ただ、どうして湧き水が多いのかは以外と知られていません。多いわけは水田と草原があるからであり、言い換えれば「南阿蘇村の地下水は人の手で育まれてきた」と言っても過言ではありません。
水田もさることながら、阿蘇の大きな特徴は広大な草原の存在です。ここで一つの図をご紹介します。
この図は、草原の水源涵養力を知らなかった私にとっては衝撃的(まさに目からうろこ)であり、草原を守る最大の根拠となっています。
村では独自の予算を組み水田や草原を守る政策を執っていますが、環境保全を目的とした公的資金の投入には限界があります。
そこで、広くふるさと納税を呼びかけ、皆さまのご理解とご協力のもとに地下水保全を進めてまいりたいと考えております。是非ふるさと納税村長特別枠
にお進みください。
※企業版ふるさと納税は現在準備中で、近々公開の予定です。