正教寺(本堂・楼門)
正教寺は中松に所在する寺院であり。1607年(慶長12年)に開基した云われがある。本堂の棟札には天保4年(1833年)の記載があり、楼門に関してはさらに古く明和4年(1767年)に棟上げされている。
『文政六年三月 阿蘇郡南郷高森手長社寺宇間改帳』の記録(永青文庫)から元は鐘楼門であり、鐘が外されたことにより楼門と呼ばれるようになった。記録によれば約250年維持されてきた建造物であり、南阿蘇村においても消失せず残っている貴重な歴史資産であることから村指定の文化財となっている。