村では、「南阿蘇村データヘルス計画」の計画期間が平成29年度で終了することから、これまでの実態を踏まえた実施計画として「南阿蘇村第2期データヘルス計画」を策定し、令和2年度に中間評価を行いました。
本計画は国民健康保険被保険者に対し生活習慣病の予防や早期発見・早期治療を目的とした健康診査及び保健指導の実施や健康・医療情報を活用してPDCAサイクルに沿った効率的で効果的な保健事業を実施し、村民の健康寿命の延伸と医療費の適正化を目指す計画です。
本計画では、これまで取り組んできた各種保健事業を継続しながら、新たな取り組みとして、生活習慣病のリスクが高い被保険者に対し保健指導を行う生活習慣病重症化予防事業を実施します。
※PDCAサイクルとは
Plan(計画)→Do(実施)→Check(評価)→Action(改善)を繰り返し、効率的に事業を行うサイクルのことです。
計画の期間
平成30年度から令和5年度まで(2018年度から2023年度まで)の6年間
基本方針
国民健康保険被保険者の健康保持増進、生活習慣病の発症や重病化を防ぐための取り組みを推進し、医療費の適正化や健康寿命の延伸、QOL(生活の質)の向上を目指します。
特定健診、保健指導の実施状況と目標値
これまでの実施状況
特定健診及び特定保健指導の実績値と推定値(R2年度中間評価より変更)
令和2年度中間評価より数値変更 | 平成30年度 | 平成31年度 | 令和2年度 | 令和3年度 | 令和4年度 | 令和5年度 |
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特定健診受診率 | 47.0%(実績値) | 48.0%(実績値) | 52.1%(実績値) | 53.0%(推定値) | 53.9%(推定値) | 55.0%(推定値) |
特定保健指導実施率 | 68.3%(実績値) | 70.7%(実績値) | 72.5% (推定値) | 75.0%(推定値) | 77.5%(推定値) | 80.0%(推定値) |
主な保健事業
生活習慣病重症化予防事業
該当する被保険者でまだ治療していない人や治療を中断している人に地区担当保健師が訪問し保健指導や未治療者へ受診勧奨を行い、早期治療へつなげます。また受診状況を確認しながら、生活習慣改善のための保健指導を行い、重症化を予防します。
特定健診未受診者対策事業
特定健康診査未受診者に対して、訪問や電話などによる受診勧奨を行います。また、特定健診の自己負担の減額や人間ドックの費用の助成をします。
特定保健指導事業
生活習慣の改善にかかる自主的な取り組みを支援するため、保健指導を行います。
南阿蘇村第2期データヘルス計画